こんにちは、iPhone専門店<カウトック>編集部です。
これまで別の記事で、中古スマホを購入する際のポイントなどを解説してきました。本記事では、「どのiPhoneが自分に合っているのか」を判別するため、機能別、また用途別に解説します。
iPhoneの機能別まとめ
この記事の目次
こちらが、現在一般的に出回っているiPhone各機種の「機能」を比較した表です。それぞれ見ていきましょう。
カメラの機能について
画素数
カメラはインカメラ(自撮り)とアウトカメラで異なりますが、6s以降のアウトカメラはすべて1,200万画素で変わっていません。
インカメラについては、6sが500万画素、7以降は700万画素、11Proと11ProMaxだけは1,200万画素となっています。
レンズの数が異なる理由
よく「一眼レフとの性能の違い」を聞かれることがありますが、iPhoneは電話やインターネットといった機能を備え、常に携帯できるように小型化しているため、一眼レフのようなサイズに出来ません。そこで昨今のiPhoneは「レンズを増やす」といった技術でその品質を一眼レフに近づけています。表の通り、レンズが1個の端末は広角レンズが1個搭載されており、2個~3個搭載された端末もあります。機種により異なりますが、広角に加えて望遠レンズや超広角レンズが2,3個目のレンズとして備わっています。
レンズが複数ある理由は、簡単に言えば「カメラの性能向上のため」ですが、1枚の写真や動画を撮影するときに複数のレンズが機能し、iPhoneがその複数画像を合成したりといった処理を行っています。端末に搭載されたチップも毎年バージョンアップしており、XR以降は1個のレンズだけでもポートレート撮影モードを使用することが可能になりました。なお、Xs以降は上記チップのバージョンアップにより、ポートレート撮影した後にぼかしの強度を変更するなど若干のグレードアップによる影響を受けています。
なお余談ですが、X以降の端末はインカメラでもポートレートモードを使用することができます。
画面について
X以降(XRとSE 2nd除く)は有機ELとなり発色が良く(色がきれいに見えるように)なりましたが、一方で画面焼けしやすいといったデメリットもあります(あまりに長時間同じ画面を写していると、その画面が液晶に焼け映るといった理解をしてください)。ちなみに、iPhoneは他の端末に比べるとなりづらいと一般的に言われています。有機ELはその分、修理の際の価格は高くなります。
セキュリティについて
6s以降の指紋認証は第2世代と言われており、認証の強度やスピードが非常に上がっています。
指紋とFaceIDの良いところ悪いところは一概には言えませんが、指紋認証の場合は指が濡れていたり手荒れしたときに反応しないリスクがあり、FaceIDはマスクを付けていたら反応しません。これはライフスタイルに応じて選んだほうが無難でしょう。
耐水性について
7以降の端末は耐水性が認定されていますが、水深1mに30秒耐えられるのがiP67、2mで30秒耐えられるのがiP68という違いとなっています。ちなみに耐水と似た言葉で「防水」というものがありますが、これは「モノに対して外部から水が入りづらい」ことを指すので、一時的な雨や水しぶきに対して効果があるもので、水没しないということではありません。水没した際にどれだけ耐えられるかが「耐水性」であり、乱暴に言えば「水没した際の壊れづらさ」と理解しておいていただければと思います。
Apple Payについて
6sや6 Plusを除くほとんどの機種で利用可能です。Walletアプリにクレジットカードなどを登録し、IDやQUICPayが使用できる決済端末を導入している店舗(コンビニやタクシー、ガソリンスタンドなど多数)で使用できる決済機能です。昨今ではiPhoneではなくApple Watchで使えるようにしている方も多いですね。
eSIMについて
eSIMはXs以降の端末に搭載されており、これは「SIMカードを物理的に端末へ挿して通信を行う」という従来の方法に対して、通信会社が書き込みを行うことで物理的なSIMカードの差し替えが必要ないというもので、海外だと主流になっています。現在はまだ国内で十二分に利用できるほど普及していませんが、今後数年で主流になり、5Gの後押しもあって電話番号という概念自体が不要になるかもしれません。
iPhone全機種の用途別まとめ
人により何を重視するのかは異なってきますが、基本的に以下のポイントから「自分にあったiPhone」を選ぶことになると思います。
カメラ性能
前段の機能別まとめにもあるように、カメラ性能といえば明らかに11Proが優秀で、次点にX/Xs/11といった端末になります。その後にSE2やXR、7Plus、8Plusがポートレートモードが使用できるといった点などから続きます。
コストパフォーマンス
こちらはまず、ビジネスシーンでの利用におけるコストパフォーマンスという意味合いで整理していきます。
ビジネスシーンでコストパフォーマンスを重視するとなると、やはり「カメラの性能は特に要らない」というのがポイントになるでしょう。そういった意味では新品のiPhoneを買うならSE2、中古のiPhoneを買うなら8/7あたりがとてもおすすめで、後は画面の大きさなどでお好きに選んでいただくのが良いと思います。端末価格の安さに対する機能性という意味では、カウトック編集部では中古iPhone7Plusもおすすめしています。
ゲーム
ゲームの比重が大きい場合はメモリで選びます。スマートフォンに搭載されている「RAM」が、いわゆるPCでいうところのメモリとなりますが、この辺りは馴染みのない方が多いかもしれません。
分かりやすく例えると、RAMとは「机の広さ」だと考えてください。机が大きければ大きいほど、そこで様々な作業をすることが出来ます。多くのアプリを起動しているとき、スマートフォンの電源が落ちてしまったという経験がある方もいるかもしれませんが、それはこの作業スペースが不足しているからかもしれません。コンマ1秒を争うアクションゲーム、高品質なグラフィックが売りのオンラインゲーム、限りなくぴったり合わせなければいけない音ゲーム。そういったアプリで遊ぶとき、少しでもカクカクしてしまうとそれこそが致命傷となってしまうため、何よりもゲームを楽しみたいという方は、RAMが4GBある11シリーズやXsシリーズを選ぶと良いでしょう。
余談ですが、カウトック編集部は、「スマートフォンでゲームを楽しむ場合はiPhone一択」と考えています。iPhoneはApple社がOSから端末、ソフトウェアからハードウェアまで一気通貫で開発、製造している機種です。一方でAndroidの場合はOSと端末の提供元が異なり、最大のパフォーマンスが出ないと言われています。実際に、AndroidではRAMを8GB以上も必要とするのに対し、iPhoneは4GBで十分です。
編集部が考える、スペック(RAM)が必要なスマホゲーム
・PUBG MOBILE
・ポケモンGO
・TERA ORIGIN
・荒野行動
・ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル
・バンドリ!ガールズバンドパーティ!
以上、携帯屋が考えるiPhoneの機能別/用途別のまとめでした。
あなたのスタイルに最も合う機種は、どのiPhoneだったでしょうか?ある程度「これだ!」と決めて在庫や納期をご確認いただいても良いですし、「こんなところで迷ってる!」といったご相談もお気軽にどうぞ。スタッフ一同、いつでもお待ちしております!