こんにちは、iPhone専門店<カウトック>編集部です。
今回は、非常に多くのお客様から質問されます、「iPhoneを買い取りに出す際の注意点」です。
- iPhoneを買い取りに出す際の準備
- iPhoneを最大限高く売る方法
上記について、携帯屋さんの視点から、解説していきます。
この記事の目次
- 1.iPhoneを買い取りに出す際の準備
- 1-1.iCloudでバックアップを取る
- 1-2.(画像/動画のみ)Google フォト(無料)を活用する
- 1-3.iTunesでバックアップを取る
- 1-4.月に数百円をかけても良い方
- 1-5.無料でバックアップを取りたい方
- 1-6.(リスク有)iCloudに登録しておき、Wifi環境でのみバックアップを取る
- 1-7.(リスク有)自宅以外のパソコンで iTunes を使用する
- 1-8.(制限あり)無料アプリを使用する
- 1-9.iPhone の設定アプリから、iPhoneを探すをOFFする
- 1-10.データの初期化
- 2.iPhoneを最大限高く売る方法
- 3.買取金額を上げるということは、最新機種を割安で購入できるということ
iPhoneを買い取りに出す際の準備
■iPhone内のデータをバックアップする
様々な方法がある、このバックアップ。まずはご自身の環境について、以下のいずれに当てはまるのかご確認ください。
a. 自宅にパソコンは無いが、Wifiはある
b. 自宅にWifiは無いが、パソコンはある
c. 自宅にパソコンもWifiもある
d. 自宅にどちらも無い
上記のいずれに該当するかにより、取れる選択肢は変わって来ます。一つひとつ、説明していきます。
自宅にパソコンは無いが、Wifiはある方
iCloudでバックアップを取る
月に数百円ほどのコストがかかりますが、バックアップに対してコストをかけても良いという方には、最もおすすめの方法です。手動で何らかの操作をする必要がなく、Wifiに接続することで、自動的に iPhone 内のあらゆるデータのバックアップを取ってくれます。
この方法にはパソコンは必要なく、更にはバックアップを取る際に本体のデータを加工(圧縮)し、容量の圧迫を抑えてくれるという優れたクラウドサービスです。ただし、Apple IDごとにデータを保管するため、バックアップを取りたくない端末には、同じApple IDでログインしないように気をつけてください。
(画像/動画のみ)Google フォト(無料)を活用する
iCloud はバックアップするデータ量に応じて料金が変動するため、写真や動画の量が非常に多いという方は、Google フォトに画像・動画だけを保存しておき、本体からは削除しておくことも可能です。
保存できる画像の解像度・動画サイズにある程度の制限はありますが、フォトグラファーの方などでなければ基本的に問題ないと思います。
※無料で無制限保存できるサービスは2021年5月末で終了するそうです。ただ、2021 年 6 月 1 日より前にバックアップされた高画質およびエクスプレス画質の写真と動画は、Google アカウントの保存容量を使用しません。
自宅にWifiは無いが、パソコンはある方
iTunesでバックアップを取る
自宅にあるパソコンに iTunes をインストールし、簡単な初期設定さえ行えばすぐに使える便利な方法です。
パソコンと iPhone をライトニングケーブルで接続し、データのバックアップをパソコン内に保管します。こちらは無料で利用可能ですが、データはクラウドでなくローカル(パソコン内部)に保管するため、保存可能な容量はあくまでもパソコンの空き容量のみとなります。
ただしパソコンと iPhone のいずれも、OSやアプリを最新化した状態で行わないと、データが飛ぶといった危険性もあるため、バックアップを取る際は必ず(漫画喫茶やカフェなどを活用して)アップデートを行うようにしてください。古い Windows OS を使用している場合、サポートが終了しておりアップデートできないといったケースもあるため、注意が必要です。
また、1台のパソコン(iTunesソフトウェア)に複数台の iPhone を紐づけていると、データの移し間違いなどが起きてしまうこともあるため注意してください。
iTunesダウンロードサイト:https://support.apple.com/ja_JP/downloads/itunes
自宅にパソコンもWifiもある
環境が充実している方は、上記のどの方法も選ぶことが出来ます。簡単にまとめると、
月に数百円をかけても良い方
無料でバックアップを取りたい方
上記の組み合わせがおすすめです。
自宅にどちらも無い方
(リスク有)iCloudに登録しておき、Wifi環境でのみバックアップを取る
常にバックアップを取ることは難しいかもしれませんが、身近にWifi環境のある場所があれば、そこに行った際にバックアップを取ることが出来ます。ただし個人情報を奪われたりしないよう、出来る限りセキュリティ条件の揃った環境で行うことを推奨します。
・・・と言ってもなかなか難しいところでしょうから、最低限、パスワードがかかっており、特定の周期でパスワードが変更になるような場所を見つけたほうが得策です。
(リスク有)自宅以外のパソコンで iTunes を使用する
上述の通り、1台のパソコンで複数台の iPhone を紐付けた場合のトラブルが頻発しているため、可能な限り調査を行い、慎重に設定・運用するようにしてください。
その他の方法
(制限あり)無料アプリを使用する
移行するデータが「電話帳(連絡先)」くらいであれば、簡単に移行を可能にする無料アプリもいくつか存在します。
ただし、移せるデータ量・種類に限界があるため、App Storeで「電話帳 バックアップ」などと検索し、説明文をしっかり読んで使用してください。
■初期化を行う
データのバックアップが取れたら、次は初期化を行います。
iPhone 本体からデータを失う作業であるため、以下の注意点に従い、慎重に行ってください。
アクティベーションロックの解除
iPhone の設定アプリから、iPhoneを探すをOFFする
データをいくら削除しても、Apple IDと iPhone が紐付いている限り、データの復元や位置情報特定などが出来てしまいます。
データの初期化
設定から簡単に行うことが出来ますが、その後は基本的にデータの取り出しは不可能だと考えてください。
携帯電話屋さんは、お客様のデータを扱うことはまず無いため、この作業は自身で行う必要があります。
■SIMロックを解除する
SIMロックとは、購入元キャリア以外で iPhone を使用することが出来ない状態を指します。
このロックを解除するには以下3通りの手段があり、
- キャリアのマイページから解除する:無料
- キャリアショップ(店舗)で解除する:3,000円程度
- お客様センターに連絡をして解除する:3,000円程度
それぞれ、必要な事務手数料が異なります。
また、端末を、
- 一括購入した場合:即日解除可能
- 分割購入した場合:購入から101日経過してから解除可能
となっており、これは海外への持ち逃げ等の不正契約を防ぐためキャリアがかけている制限です。
ただし総務省からの指摘により、少しずつ解除に関する規制が緩和されていく流れにありますので、現時点でどうなっているか、必ず調べるようにしてください。
更に、キャリアによって以下のような特別条件が設けられています。
au
割賦代金の2ヶ月分をショップで支払えば、その場で解除できる
SoftBank
クレジットカード支払いの場合は、その場で解除できる
docomo、Y!mobile、UQ mobile
解除できない
SIMロックを解除することで、iPhoneはどのキャリアでも使用可能となり、買取金額も変わります。
店舗や機種にも依りますが、およそ3,000円〜10,000円程度変わるため、解除可能な方は絶対にしておいたほうが良いでしょう。
SIMロック解除サイト
au(My au):https://www.au.com/support/service/mobile/procedure/simcard/unlock/
ドコモ(My docomo):https://www.nttdocomo.co.jp/support/unlock_simcard/
SoftBank(My SoftBank):https://www.softbank.jp/mysoftbank/
iPhoneを最大限高く売る方法
■SIMロックを解除する
上述の通り、最大10,000円ほどのインパクトが出るため、解除可能な方はぜひお早めの対応をおすすめします。
■本体をクリーニングする
買取業者は基本的に、端末の “状態” をランク付けして買取査定を行います。
最上位と最下位では、場合によっては5,000円ほどの開きが出るケースもあります。
「傷ではなく汚れがほとんどなので、査定額に影響しないだろう」と考え、汚れがついたまま持ち込まれる方も多いですが、汚れはきっちり落としておくことをおすすめします。なぜかと言うと、端末をパッと見ただけでは、それが汚れなのか傷なのかを判別することは難しいですよね。そういった場合に買取業者は、出来る限りリスクを下げるため、汚れも傷として見て査定を行います。
つまり、汚れを取っておくだけで買い取り金額が上がると言っても過言ではありません。
汚れを取ると言っても、そこまで専門的な作業は必要なく、薬局などで売っている無水エタノールを使って本体をキレイに拭く程度で問題ありません。
■傷をつけないよう、ケースと液晶フィルムは必ず付ける
既に手元の iPhone を買い取りに出すタイミングの方には今後の話になってしまいますが、何よりも本体に傷をつけないことが重要です。
携帯屋さんが選ぶおすすめを以下にまとめます。
ケース
・耐衝撃系ケース(編集部おすすめは iFace というシリーズ)
・手帳型ケース
・その他ソフトケース(編集部おすすめ素材は、シリコン・TPU)
ポイントとしては、隙間がないこと、液晶をきちんと覆っているものを選ぶことがおすすめです。
また、そもそも落とさないよう、リングを付けることもおすすめです。
フィルム
画面を立体的にカバーしてくれる3Dガラスの製品がおすすめです。
買取金額を上げるということは、最新機種を割安で購入できるということ
2年経った状態でも、当時の最新機種であれば、20,000円〜35,000円くらいの価値がつくこともあります。つまり、新機種を購入する際、その金額が丸々ディスカウントされることと同義ということです。
スマートフォンを常にお得に入手し、使用するため、面倒くさがらずぜひ実践してみてください。